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私たちは栃木で活躍する管理栄養士によるネットワークです。食の健康と安全のスペシャリストとして、地域を元気にするフードを提案します。

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企業の新人さんの健康「ストレスと栄養」のちょっとした工夫

からだの健康

5月病や6月病といわれるちょっと疲労がたまる季節。新人さんのメンタルケアーに栄養も一役かうってご存じですか?学生から社会人へと環境が変化して強いストレスがかかっています。副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)が体を守ろうとして増加します。強いストレスが起こると食事を食道や胃に送る 蠕動運動が低下し胃酸の分泌が増え胃腸症状、ヒスタミンが増えアレルギー症状、低酸素状態による頭痛、疲労、脱力。コルチゾールが増えすぎ継続していくと調節機能が失われ過敏性胃腸炎やアドレナルファーティング(慢性疲労など)を発症します。これらの症状が軽いうちに栄養でストレスが軽減できるといわれています。強いストレスを感じたら、ビタミンCをたっぷり摂る。それも一度に取らず1日に数回に分けて摂取がお勧め、サプリなどの利用もよいでしょう。2つ目は亜鉛。様々な体の代謝で必要なミネラルです。強いストレスがかかると足りなくなるので、積極的に摂取しましょう。亜鉛の多い食べ物は牡蠣、食べやすいのは赤身肉や卵などタンパク質をしっかりとってください。3つ目はオメガ3であるEPA・DHAです。ストレスで脳の「海馬」の神経細胞の新生が低下し不安症やうつ症状になりやすい。それらに関係する感情の中枢である「偏桃体」の過剰な活動を抑制するのがEPA・DHAです。オメガ3であるEPA・DHAは口からしか摂取できないので、鯖やマグロなど青魚やクルミなどをお勧めします。コルチゾールの調整機能が上手くいかないなど、チョコレートなどむしょうに食べたくなるなどありますが、白い砂糖はストレスに良い栄養を阻害することもあり摂りすぎに注意してください。最後にやはり腸からの栄養の吸収をよくするためにも、腸内環境もよくするように心がけてください。ストレスに強い弱いは個人差がありますが、カップラーメンやパンだけの食事をやめバランスの良い食事に心がけ、ビタミンCや亜鉛、EPA・DHAの多い食材を積極的に摂りストレス緩和に心がけてください。